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 公共工事における工事費計算の根拠は、土木工事積算基準、建築工事積算基準、水道事業実務必携等の積算基準書です。

工事費=直接工事費+間接費です。そして間接費は、共通仮設費、現場管理費、一般管理費の3つから構成されています。

 直接工事費によって共通仮設費率、現場管理費率、一般管理費率が決まっているので

直接工事費がわかれば間接費率を計算して工事価格が直ぐに計算できる?と思われがちですが実際にはそう単純ではありません。

 なぜなら間接費の率計算の対象額に関する多くの項目があるからです。土木工事を例にとりますと、

処分費の合計額が「直接工事費+準備費に含まれる処分費」の3%を超える場合または処分費が3千万円

を超える場合に、超えた分は間接費率分の対象額から控除されます。

また支給品で一般材料費があった場合は、共通仮設費と現場管理費の対象額となりますが、一般管理費の

対象額とはなりません。この対象額に関する項目は、処分費を除いても10項目あります。

その10項目と共通仮設費、現場管理費、一般管理費と組み合わせた計算パターンは、およそ7,100通りとなります。

土木工事の間接工事費等の項目別対象額対照表(○は対象とする ×は対象としない)
項 目 共通仮設費 現場管理費 一般管理費
桁等購入費 ×
処分費等 処分費等
支給品費等(桁等購入費) × ×
支給品費等(一般材料費) ×
支給品費等(別途製作の制作費) × × ×
支給品費等(電力) ×
無償貸付機械評価額 ×
鋼桁門扉等工場原価 × ×
現場発生品 × × ×
ダム工事(支給電力料・基本料金含む) × × ×
ダム工事(無償貸付機械評価額) × ×
その他諸経費計算除外金額
現場、一般管理費対象額除外金額 ×

水道工事の間接工事費等の項目別対象額対照表(○は対象とする ×は対象としない)
項 目 共通仮設費 現場管理費 一般管理費
管材費 ○(原則1/2) ○(原則1/2)
支給品(管材費 ○(原則1/2) ○(原則1/2) ×
その他の項目は土木工事と同様

上記の項目に加えて下記の施工地域や施工場所による補正、イメージアップ経費や環境対策費等の補正条件等を組み合わせた
計算パターンは1万通りを超えることは確実です。

補正条件による諸経費率への加算
共通仮設費 現場管理費 一般管理費
市街地 2% 1.5% -
山間地及び離島 1% 0.5% -
地方部 交通の影響を受ける場合 1.5% 1% -
地方部 交通の影響を受けない場合 補正なし 補正なし -
大都市補正適用地区(土木のみ) 1.5 1.2 -
イメージアップ経費 市街地 1.5% - -
イメージアップ経費 市街地 補正なし - -
前払金支出割合補正 - - 0〜1.05%
契約補正に関する補正 - - 0〜0.09%

これらを手計算でするのは無謀ですし、表計算ソフトでもせいぜい数十通りくらいのパターンしかできません。

ですから専用のプログラム(ソフト)があればとても便利なわけです。

 上記例は直接工事費から工事費を求める方法ですが、工事価格からの逆算で間接費や補正条件を加味して

直接工事費、共通仮設費、現場管理費、一般管理費を求めるのはもっと大変な作業です。

逆算の場合、1回の計算で1円の狂いもなく計算できるのは稀で、条件が複雑になればなるほど何回も何回も計算式をプログラム

の中で廻さなければ正確な数字を得ることはできません。弊社ソフトでは多い時には、120回程度の計算を繰り返して答えを導いています。

 これだけの計算を内部処理しても計算結果の表示は1秒程度しか掛かりません。

この高い計算能力を持ったソフトが、今回弊社が自信を持って開発した最低制限価格算出ソフト/諸経費計算ソフトです。

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